課題解決ツールボックス制作用 リソース
本サイトおよびコンテンツ制作のベースとなっている資料等を掲載しています
行政デジタルコンピテンシーモデル(作成中)
行政情報システム研究所(AIS)では、デジタル時代の行政課題を解決するために求められる知識、スキル及びそれらを成果に繋げるマインドを「デジタルコンピテンシー」と呼び、行政機関共通のモデルとしての体系化と、実際に行政職員がそれを獲得・向上するために求められる施策の具体化の取組みを進めています。デジタルコンピテンシーの体系化は海外の公的機関でも広く進められてきた普遍的な動きです。OECDやUNESCO、EUなどが様々なフレームワークを提示しており、諸外国政府はそれらを参照しながらフレームワークの整備を進めています。
本モデルが整備されることで、日本の行政職員がDXの推進において、どのようなコンピテンシー(知識・能力・マインド)を身につけることが求められるのかを明確に理解し、課題解決力の向上につなげていくことが可能になります。
今後、AISでは、2024年に実施した「公的機関向けデジタルコンピテンシーの体系化に向けた論点整理」に関する公開コンサルテーションの結果及び課題解決ツールボックスの制作を通じて得られた知見を踏まえて、様々な方と意見交換をさせていただきながら考察を深め、日本版デジタルコンピテンシーモデルの策定に貢献していく予定です。なお、本活動の成果は、既に本ツールボックスでもコンピテンシーマップの策定に役立てられています。

行政デジタルコンピテンシー体系化事業の概要

行政デジタルコンピテンシーモデル - ♥マインド分野
以下のコンピテンシーは、国内外の主要なデジタルコンピテンシーのフレームワークからマインドセット・行動特性に関する要素を抽出・整理したものです。また、それぞのコンピテンシーに関連する取組事例や本サイトで掲載しているツールも紹介しています。
なお、紹介している取組事例は、総務省の自治体DX推進参考事例集より関係個所をサイト管理者の文責で抽出・転記したものです。
区分 | コンピテンシー (マインド分野) | 取組事例 | 本サイト掲載ツール |
動機 | 好奇心・継続学習 | ||
機敏性・自己駆動力 (*柔軟な意思決定) |
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問題解決へのコミットメント | |||
視野 | 全体論的視点 | ||
ビジョン志向 | |||
システム思考 | |||
発想 | ゼロベース思考 (*常識にとらわれない発想) |
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ユーザー中心 (*顧客・ユーザーへの共感) |
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事実ベース |
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批判的思考・ロジカルシンキング | |||
デジタル・バイ・デザイン | |||
行動 | 共創 (*コラボレーション) |
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反復 |
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オープン | |||
倫理 | ガバナンス意識 | ||
セキュリティ・デジタル倫理 | |||
人間性 | リーダーシップ | ||
公共精神 | |||
変化への適応 (*変化への適応) |
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*IPA,デジタルスキル標準,DXリテラシー標準の「マインド・スタンス」の各項目
**総務省,自治体DX推進参考事例集